¡¡¡ Aqui !!!

放浪が終わっちゃったので、日本でまとめていくスタイルで確定しました。

序章:ついに来たる旅立ちの4.14

なんやかんやで出発の日になっちゃいました。

北京でバルセロナ行きへのトランジットの待機時間に書いています。

ちなみに投稿はスペインついてから1週間は過ぎた日です。わろた。

 

 

◯いざ、出国せん

15時半、ようやく家を出て母ともしばしの別れ。月単位で家を出るのは初めてなので不安そうな表情でしたが、たぶんそれはぼくも同じ。

 

高校の時の1番仲良かった友人が関西空港まで見送りに来てくれました。感謝感激感動。

正直、誰も来ないだろうなあと。いや、一瞬だけ、お前が来ないのではないかと疑ってしまった。右の頬を殴れ。

親友の名誉のために一応断っておきますと、彼は友人想いで勇者ではあっても、布を渡す必要はございません。安心してください、履いてますよ(これはこれでパンツ一丁疑惑が出てくるような)。

 

 

オープンチケットで行こうとしたら荷物を預ける際に

「往復あるいは第三国(今回の場合スペイン以外)への航空券をお持ちでないので、入国を拒否される可能性がございます」とのことです。

「あ、いや、絶対にされるというわけじゃあないんですよ!」

というお言葉。「確実にされる」よりも、「可能性がある」っていう方がむしろ怖いんよ、お姉さん。

お姉さんを困らせた挙句、見送りにきてくれた友人とほとんど話せずじまいになってしまいました。やっちまった。

 

もしはねられそうになったら、モロッコの行きを飛行機にしちゃいましょうかね。帰りは船でジブラルタろうかと。

さらっといけたら往復船かなあ、帰りを一気にリスボンとかにしようかなあ、そんな感じです。

 

どうやら、そもそも世界の常識が根本的に抜け落ちていたらしい。我ながら驚き。確かにこれまで自分で航空券とったりしていった、ベトナムやタイは「往復航空券」「パスポートの残り有効期限が半年以上」「宿泊先が決まっている」というような規定はあった。「最初の宿だけ取っときゃええで」の意味にはそういうのも含まれてたんかなあ。

 

 

◯深圳航空に乗って、ひとまず北京へ

まあとりあえずそんなこんなで北京行きに乗ることはできた。横の方は同い年くらいの中国人の女の子で北京大学に通っているらしい。彼女の名は、スジン(たぶん、実ははっきりと聞き取れてない、、、)。話してみてすぐ感じたこと、きっと、てか、ほぼ確実に、この子スーパーエリート。後ほど判明することだが、中国で一二を争う大学らしい。いやあ、すごいわ。英語の発音めちゃくちゃ綺麗やし。わりとフランクに話しかけてくれて、非常に良い時間をくれた、ありがたい。ちなみに初の海外旅行で日本を選んでくれたらしい、ほんまおおきに。神戸がめっちゃよかったそうな。ぼくも神戸の街好きやわ、大阪よりも。京都はそれよりももっと。でも、それでも、なんやかんやで心の拠り所は、たぶん大阪。

 

深圳航空がどんな会社かあんまり知らずに適当に取ったものの、機内食が出てきたり、降りる前に330mlのミネラルウォーターをくれたりと結構サービス良くて満足。全日空と提携しているみたいなので、結構ちゃんとしたところやったみたい。各席にTVが付いているわけではありませんでしたが、上から降りてくるタイプのTVでずっと映画が流れていて、おもしろかった。

「羞羞的鉄拳」(3文字目間違ってるかも)とかいうタイトルで、ボクサーの男が女の子と入れ替わっちゃうことから始まって、女の体に入ったボクサーが自らの体に宿る女を鍛えつつも、もともとあった男の方の因縁に女も巻き込まれて(体は男やけど誰も気づいとらんししゃーない)、ハチャメチャもありつつ、徐々に恋愛対象としても惹かれていく。最後はボクシングの試合で男の体をした女が戦い、女セコンドとしてサポートしてくれた男の力も借りて勝利を収め、恋愛も成就するという話でした。いやあ、この前日本のアニメ映画で似たようなん見たような、見てないような。思い出せない、あの映画の名は。まあでも体は入れ替わったままで終わるので違うといえば違うか。ちゃんと見てないので間違っているかもしれません。ぜひ、皆さんも深圳航空を使い、この映画を見てみましょ(適当)

 

そんなこんなで話は戻って、着陸直前に結構な腹痛に見舞われてしまったものの、コールで呼んだCAさんや隣の中国人の男性(彼も北京大学らしい)と中国語で会話していたため、何がなんやらという状況に。しかし僕も言うてもさすがに21歳。ああ、そういう日なのか、難儀なこっちゃなあ、となんとなしに察しましたが、あくまでも推測。だから、おそらくポカンとした顔をしていたのでしょう。彼女の方も、横の心配かけた日本人が中国語をさっぱり理解しておらぬ、ということを理解したらしく、君にも状況説明しとくとね、みたいな感じで”Ah, it’s Virgin Stomachache.”「ま、もう落ち着いたし、大丈夫やで」と述べていて、ああ、英語ではそんな言い方をするのか、と学んだ北京時刻午後の10時半。まあ、聞き間違いをしていなければ、ですが。

 

 

◯着いたよ北京空港

税関のところでトランジットの僕と帰国の彼女は別れることになりました。一期一会。いい出会いだった。

カタカナって結構判読するの難しくて苦手。イルクーツクを今の今までイクルーツクやと思っていた。Irkutskという綴りを北京空港で目的地の表示を見て初めて気づく。悲しいカナ、こういう間違いをわりとしがち。有名な歌手の名前も、アナリア・グランデなのかアリアナ・グランデなのか、ぶっちゃけ未だにわからへん。

そういえば昔、初めて分数を習った際に、その読み方に結構苦戦したような。文字上では正解が出せてるものの、先生に当てられて口頭で答えると逆と言われることがわりと多かったなあ。文章は上から読むんだから、その読み方をそのまま当てはめたんかな。

それにしても、カタカナが時折暴れてしまう、そういう体質のわりによく世界史選択で今現在西洋史の研究室選んだよなあ。得手不得手と好き嫌いはまた別問題ということ。

 

 

◯休学の理由

次の搭乗時刻までまだ時間はあるので、ようやく休学に至った経緯を書けそうです。いやあ、めでたいな。

と言いたいのですが、一応記事をわけておきましょう。さすがに長くなりすぎました(前回も言うてたような)。2500文字を超えちゃいましたよ。レポートよりも文字数書いてるなあ。3回後期はレポートという名の資源ごみをいつもより低質で生成したので、単位ボロボロかと思いきや大抵取れていて卒業まで卒論、卒論ゼミと4単位というところまできました。はてさて、大学で一体何を学んできたんだろう。そして残る2年で何を学ぶんだろう。というわけで、次回は、バルセロナでの日々について書いていきます。きっと休学の理由にも触れることでしょう。次のはすぐあげるつもりなのでどうぞよろしく。